遺伝と体色について
メンデルの法則が基本
ザリガニの「親個体の形質」は「メンデルの法則の規則性」をもって、子(F1)や孫(F2)に伝わります。
- 優性の法則
- 分離の法則
- 独立の法則
遺伝の基本は、この3つの法則からなります。
優性の法則
劣性遺伝子が優性遺伝子の影響で発現しない法則である。簡単にいえば、表現型(優性)の形質のみが子供に現れる現象の法則です。
分離の法則
上記にしたがって産まれた稚ザリ(F1)同士を交配させることにより、第一世代(F1)では表現しなかった潜性型(劣性)の形質が次世代(F2)に現れる現象の法則です。
独立の法則
上記2種の法則の遺伝子の他に、形質に関わる遺伝子がザリガニに存在する場合、遺伝子はそれぞれ独立して稚ザリに受け継がれる法則です。
F1個体の特性
前回にも記載しましたが、ザリガニの交雑個体は「優性の法則」が発生します。何代も累代されたブリーダーが産出した個体と、偶然された交雑種(F1)の表現を同一個体かの様に流通販売されています。
でもF1個体の表現が欲しい場合は更に時間をかけて「メンデルの法則」を考慮すれば独自の品種や本来の品種を入手できます。バッククロス(戻し交配)させて累代繁殖していけば、必ず最高の個体が産出できます。入手できなくても F2・F3…と独自で累代させていけばオリジナルザリガニが産出できます。大切な部分は「累代個体を選別淘汰」することです。
【メンデル検証】
アレニーの各ブルー・ホワイトの純血を使用してF2を産出しました。下記の写真の個体は見た目は同じですが遺伝構成が違います、
見た目が同じでも、交雑種を累代させると「原種型のアレニー」が出現しました。
まとめ
- ザリガニは環境で体色は変化するが、個体の本質は遺伝による。
- 単一の配合飼料だけの飼育では体色が色素欠損する。
- 稚ザリの選別淘汰は大切
特に体色は単一の配合飼料だけの飼育では色素欠損で本来の体色は維持できません。
本質の体色+αですばらしい個体が維持できます。又+αというのは色素の摂取です。
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— ラマシーザリガニ (❛ᴗ❛ و(و˚˙ (@catemacoensis) 2024年1月30日